夏期休業のこと

移動販売で三年目の夏がまもなくやってきます。

昨夏、外気温が35度を超える日が続き、クーラーボックスに氷水を何本も用意して、終日、水風呂のないサウナに入っているような中でお店を出していました。

「不要不急の外出は避けるように」「屋外での作業は早朝や夕方以降に」と言われている中で、お客様もぶらりとお出かけになることは少なかったと思います。

 

お客様がいらっしゃらないお店で、長時間、猛烈な暑さにさらされてもガンバることが、移動販売にとっては当然かと思っていました。
しかし、北国の移動販売の方が「冬は雪が降るので休業します」とおっしゃるのをきいて、ひらめきました。

 

「そうだ!危険な暑さでお客様もいらっしゃらないなら、休むべきだ!」

 

お客様がいらっしゃらないということは、売り上げも極端に少ないということです。

お店の商品の流れも悪く、楽しい販売企画も盛り上がらないのなら、秋に再開するための準備期間にあててもいいと思いました。

 

先日、表参道の山陽堂書店さんもやっていくために壁面を活かしているとおっしゃいました。それも切り替える後押しになった理由の一つ、たくましくやっていこうじゃないか、と思わされたのです。

 

縁あって、(移動販売より前の)技術関係の仕事を少しずつお手伝いする機会がありそうなので、本屋であるための副業で夏を過ごすことにしました。

 

お休み期間は、元気に働いていることをお伝えしながら、ときどき、そちらの様子が垣間見られるかもしれません。