図書館の本には、ツルツルしたフィルムカバーが貼り付けてありますね。
「ブックコートフィルム」通称ブッカーといいます。
種類がいくつかありまして、すこしざらつきがあって掴みやすいもの、ツルッツルで艶のあるもの、厚さも違うように感じるものがあります。
多少、扱いやすさに差があります。
図書館の本は、利用者がたびたび手に取ったり、持ち歩いたりして消耗しやすいので、ブッカーをかけることで、本とカバーを保護しています。紫外線防止効果のあるブッカーでは、日焼けを防いでいます。
また、転売防止にも役立っているかもしれません。
そのブッカーはどうやって本に装備しているのかというと、機械でがっちゃんというわけにはいかず、実は手作業です。
図書館員が実施していることもありますし、選書・納品する卸業者が請け負っていることもあります。
フィルムをかけるのと同時に、貸し出し手続きに使うバーコードラベルや、ICタグ、所蔵館シールや請求記号ラベルの貼り付け、さらに所蔵印を押すこともあります。これを「装備」と言っています。
ときどき、不満に思うことがあります。
素敵な絵本のとってもいい場所(表紙の絵の肝心なところ)に、決まり通りと思われるラベルが貼ってあったり、、、😭
見返しにも面白いことが書いてあるのに、カバーが固定されていて見えなかったり、、、😭
ひとつひとつ違った対応にもできないので仕方がないけれど、ひと工夫してもらえたらよかったのにー、と思うこともあります。